アースデイに合わせデザイン竹垣を本町一・二丁目に展示

 環境について考えるイベント「アースデイin桐生2009」が4月25日、群馬大学桐生キャンパスで開かれる。今年はJST(科学技術振興機構)脱温暖化プロジェクトの一環として、県内にある二つの造園協会と地域住民、大学・市民団体の識者らが協力し、キャンパスの外に広がる本町一、二丁目のまちなかを会場に、デザイン竹垣を展示する。竹材の再利用、里山保全、景観整備、さらに技術の伝承・向上と、一石三鳥、四鳥を目指す取り組み。設置場所は約20カ所を予定しており、4月上旬にはさまざまな竹垣が古い家並みを彩る予定だ。
 4回目の「アースデイin桐生」は群馬大学工学部が舞台。今年はCO2(二酸化炭素)の排出削減を目指すJST桐生プロジェクトも開催に協力。当日はキャンパスを舞台にさまざまな環境イベントを展開する。本町一、二丁目のまちなかにデザイン竹垣を展示する取り組みも、こうしたイベントの一環。
 路地裏などに観光資源が数多く残る本一、本二では「まち歩き」という視点から、新たな観光のあり方に注目が集まる。一方、成長の早い竹林をコントロールすることは、里山を保全するために大切な作業。
 切り取った竹材をただ廃棄することなく景観保全に再利用できないか。群馬大学の鵜飼恵三教授や岩崎春彦客員教授らは、まちなかでのデザイン竹垣の展示を計画。県造園建設業協会と県造園緑化協会の2団体に協力を呼びかけたところ、「若手の技能向上や、伝統の技を市民に見てもらう機会になる」と了解を取り付けた。
 本一・本二まちづくりの会でもこの計画を承諾。JST桐生プロジェクトのメンバーも加わり、新たに桐生・自然資源「垣」展示実行委員会(鵜飼恵三実行委員長)を設置。現在、デザイン竹垣の展示会場について、地域住民に場所提供を呼びかける一方、竹垣のデザイン・製作者の募集も始めている。
 設置される竹垣は長さ5メートル以内で、製作費は3万円。今後、3月半ばには竹垣のデザインと製作者、設置場所などを決定。設置場所の地図や竹垣に添付する案内プレートを製作し、4月上旬には搬入を開始、アースデイ当日に臨むという。
 展示会を計画した岩崎教授と鵜飼教授は「まちなかを歩く観光では居住者のプライバシーも問題になる。今回の取り組みはその保護ももくろむ。竹垣は設置も除去も簡単な古来のエコ技法。本一、本二のまちなみに合ったデザインが見つかればいいのでは」と話す。
 実行委員会では秋ごろまで設置を続け、市民による人気投票などを実施する計画だ。 スポンサードリンク

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