賃貸を借りるときは少しでも初期費用を抑えたいと思う人ばかりだと思います。初期費用を払わなくていい項目があるのに知識がなければ無駄に支払っている可能性もあるので注意が必要です。
交渉の仕方や払わなくてもいい項目を知っていれば、初期費用をぐっと抑えることができるので賃貸契約を結ぶときにはあらかじめ勉強して知識を身に着けてから契約することをおすすめします。
初期費用を抑えることに重点を置くのか、継続して支払うお金を少なくすることに重点を置くのかなど、自分にあった選び方もあるので見ていきましょう。
賃貸の初期費用を払えない方に向けて
賃貸の初期費用は家賃の4~5倍が相場と言いますが、知識を持って交渉すれば価格を抑えることは可能です。初期費用を少しでも抑えたい、高くて払えない、という方はポイントを見ながら初期費用を抑えられるようにしましょう。
賃貸の初期費用を抑えるポイント
初期費用を少しでも抑えるためには、「払わなくてもいい項目」を知っておくことや「仲介手数料が0円」の不動屋さんに行くなどがあります。
不動産業界は、「見た目弁護士、中身は詐欺師」ともいわれるくらいこちらが知らないことを逆手にとって値段を上げてくる会社もあります。しっかりとした知識を持って契約に挑むことが初期費用を抑える鍵となるので学んでいきましょう。
賃貸の初期費用を高すぎると感じたら
先ほどでも初期費用の相場は賃貸の4~5倍と言いましたが、それ以上の高い値段で初期費用が設定されているときは注意が必要です。
・仲介手数料は0.5か月分になっているか
・書類作成費などこちらが払う必要のない項目がないか
・火災保険が2万円以上の高額な保険になっていないか
上記の注意点のように払う必要のない項目が書かれていたり、交渉により値段が下げられる項目が高いままであったり、まだまだ価格を抑えるところがたくさん残っていないか確認しましょう。
賃貸の初期費用はいつ払うのか
住みたい賃貸の内覧や審査が終わり、審査後の1~2週間後に支払うケースが多いです。(不動産により多少前後する場合もあります)UR賃貸では、契約から初期費用を支払うまで1日で終わる場合もあるので、自分が契約する不動産会社に前もって聞いておくと安心です。
賃貸の初期費用を交渉する方法
初期費用を少しでも抑えるためには交渉して安くしてもらうことが大切です。担当者次第では初期費用を10万円近く値下げできます。そのため、交渉できる項目を理解し交渉してから契約に移りましょう。
交渉する際は、タイミングや交渉のやり方が重要となります。適切なタイミングを見計らって価格を下げるにはどうすればいいか説明していくので見ていきましょう。
初期費用を交渉するタイミング
交渉するタイミングとしては、見積を提示されたときが一番効果的です。こちらに賃貸を借りる意思がある状態のほうが不動産側も契約してもらいたいと思っているので値下げがしやすくなります。
逆に契約を結んでしまってからでは交渉ができないので注意しましょう。また交渉する際はしっかりとマナーを守り、誠実な対応をすることも重要です。
初期費用の交渉ができる項目について
交渉できる項目は以下の通りです。
①礼金・・・礼金は大家さんにお礼として渡すお金であり、こちら側からすれば全く払うメリットのないお金です。大家さんの収入源の一つですが、収入源は他にもあるので交渉ポイントです。
②仲介手数料・・・法律により家賃の0.5か月分(+税)、もしくは同意により家賃の1か月分まで可能となっています。仲介手数料をゼロ円で販売している不動産屋も多いので交渉できます。
③鍵交換・・・前に使っていた鍵と同じものでもいい、と言えば鍵交換代をなくしてもらえるところもあるのでここは値下げしやすいところです。契約後に自分で鍵を交換しても問題ないので自分で安く交換できるところを探すのも一つの手です。
④火災保険・・・火災保険は加入が義務付けられているので加入しなければいけませんが、こちらが選択することも可能です。不動産からいくつや火災保険のプランがあれば一番安いプランにすることもできます。
初期費用の交渉するやり方
交渉するタイミングや交渉できる項目がわかれば後は交渉するだけですが、ただ安くしてというだけでは効果が薄くなるので言い方が重要となります。
例えば、礼金を1万円値下げしてくれるか、仲介手数料を0円にしてくれるか、どちらか安くなれば契約します。といういい方であれば契約する意思もあり少なからず片方は値段を下げてくれるので効果的です。
または強気で交渉するなら、別の不動産会社では初期費用が15万円だったのでそれよりも値段を下げてもらえるならこちらで契約します。といういい方も効果的です。他社と比較することで、他社よりも価格を下げれる項目があれば値段を下げてもらます。
賃貸の初期費用で払わなくてもいい項目
賃貸契約では、似たような言葉で払う必要のない項目を記載している会社もあります。本来は貸主が負担する必要がある項目をこちらが知らないことをいいことに記載し、自分の懐にそっと入れる悪徳会社もいるので注意してください。
仲介手数料
上記でも少し説明しましたが、法律により家賃の0.5か月分(+税)、もしくは同意により家賃の1か月分と決まっています。つまり同意なしに1か月分の請求をされていれば裁判により訴えることができます。本来は0.5か月分のみで問題ないため、それ以上の請求がある場合は交渉しましょう。
書類作成費
書類作成費はそもそもこちらが負担する必要のない費用のため、必ず払いません、と断りましょう。管理会社や大家さんの負担する項目であるため絶対に払ってはいけません。
簡易消化器
こちらも大家さんが負担する項目のため、記載されている場合はこちらの負担する費用でないことを訴えましょう。
害虫駆除・抗菌室内消毒
害虫駆除や消毒といった項目は、実際に行われているか怪しいものであり、効果もほとんどありません。内覧した際に部屋が綺麗な状態であれば必要ないので交渉することをおすすめします。
仲介手数料0円の不動産屋を探す
初期費用を少しでも抑えるなら、初めから仲介手数料を0円で行ってもらえる不動産会社を探すことも一つです。仲介手数料は貸主と借主のどちらからも請求できるため、たとえ借主から請求する金額を0円にしても貸主から請求できるので0円にできるという仕組みになっています。
仲介手数料を家賃の1か月分請求される不動産会社と比べれば、これだけでも大きく値段を下げることが可能です。ホームページやお店の前に大きく「仲介手数料無料」とうたっていることが多いので参考にしてみてください。
仲介手数料が初めから0円だと交渉する手間も省け、他の項目を交渉するのに集中できるため初期費用を抑えたい人にはおすすめです。
賃貸で初期費用を払わなくていい項目がある
賃貸で初期費用を安くしたい、と思っている方は払わなくてもいい項目があることや交渉次第で値段が下げることができることを理解していただけたと思います。
初期費用は基本的には一括払いとなっていますが、会社によっては分割払いも対応しているところもあるので分割払いが可能か聞いてみるのもいいでしょう。
また、1か月分の家賃を支払う時に、日割り家賃でも可能な場合が多いので少しでも値段を抑えたい、という旨を最初から担当者に伝えておくといいでしょう。まずは初期費用を抑えたいことを伝えてから賃貸を探してみてください。
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