住まいの建て替え、リフォーム。そういった理由で一旦住居を離れなければならない場面があるかと思います。
そんな時、仮で住む場所を探しそこへ入居することになるでしょう。
本記事では、そういった場合での仮住まいとなる賃貸物件・UR賃貸の物件を借りる際どんなものを選べばいいのか、それぞれメリット・デメリット、金額がどれほどかかるのかについて解説していきます。
リフォーム中の仮住まいはどうやって探す?
お家の建て替え、リフォーム中は自宅から離れて暮らす必要がありますが、短期での入居が出来る物件というのは限られてきます。
例えばウィークリー・マンスリーマンション、ホテル、民間賃貸等、選択肢はあるのですがどれも費用がかさみます。それに加えて往復の引っ越し費用や粗大ごみの処分に家財の一時保管。やるべきことは沢山ある上に、どれにも費用がついて回り、大きな負担になるでしょう。
出来るだけ安価に済ませたい所。そこで、本記事ではそういった仮住まいをお得に済ませることが出来るお勧めを紹介致します。
仮住まいとは?
仮住まいとは、住居売却後に新居が決まらない場合や、家のリフォーム等を行う場合に利用する一時的な住居のことです。
主な選択肢として、前述した「ウィークリー・マンスリーマンション」「ホテル」「民間賃貸」等の選択肢があり、リフォームの規模とそれにかかる日数やその間の滞在費、その他様々な料金が発生します。
仮住まいで注意する点
まず仮住まいに移る際に必要になるのが、電気、水道、ガスの利用停止手続きです。これらの手続きをしておかないと、使用していなくても利用料金が発生してしまいます。また、固定電話を利用する際も、移設手続きが必要です。住所が同一市町村外の時、同一市町村内でも収容局が違う時は場合によっては市外局番が変わります。
インターネット回線も、移行手続きが出来るサービスと出来ないサービスがある為、利用している回線についても問い合わせ、必要であれば休止手続きをすることをお勧めします。
また、郵便物の転送手続きもしておいた方が良いでしょう。あるいは、リフォーム中の自宅に仮設ポストを設置してそこに届けてもらうという方法もあります。
トランクルームや預かりサービスの利用
すぐに使わない荷物は、トランクルーム(レンタル収納スペース、野外コンテナ)を利用して預けておくことも出来ます。こうした場合、小さめの住居を契約して仮住まい先の家賃を安く済ませることも可能です。
もしくは、引っ越し業者の荷物預かりサービスを利用するという手段もあります。こちらの場合は、往復の引っ越しと窓口が同じになる為非常に便利です。しかし、預かり期限が存在したり、預かることの出来ない荷物がある可能性もある為、事前によく調べておく必要があります。
仮住まいにかかる費用や条件
一時的にでも住居を変えるのですから、それなりの費用が必要であったり、また住居を借りるための条件が存在します。
自宅のリフォームが終わるまでの予定期間等に合わせた条件の住居を探し、その上でかかる費用を計算しなければなりません。
①短期入居が可能な住居
まず、仮住まいであっても電気・水道・ガス・インターネット等は必要になってきます。賃貸物件での仮住まいを考えるならば、これらの契約は必須となるでしょう。
次にウィークリー・マンスリーマンションであれば、賃貸物件よりも初期費用が抑えられます。長期的な滞在となる予定であれば、日ごとに料金を支払うホテルより経済的です。ただし、デメリットとして、入居審査が緩く様々な人が簡単に利用できるため、住民間でのトラブルが発生する可能性もあります。
ホテルでの滞在ならば、入居審査も無く、日ごとのルーム料金を支払うだけで利用できます。また、清掃は清掃員が行うため、入居者の負担も軽減されます。家具やアメニティも用意されているため、他の選択肢よりも身軽に移動できるのもホテル滞在のメリットと言えるでしょう。
ただし、多くのホテルでは、長期休暇のシーズンや土日になるとルーム料金が高くなります。よって、長期の滞在となると他の居住先よりも割高になってしまうデメリットが存在します。
②往復での引っ越し
自宅から仮住まいへ、リフォームが終われば仮住まいから自宅へと、引っ越しは往復になります。
その際、リフォーム為の引っ越しサービスとして、「建て替えパック」がある引っ越し業者がお勧めです。「建て替えパック」とは、自宅から仮住まいへの引っ越し・荷物預かり・仮住まいから自宅への引っ越し、これらがセットになったプランです。
一度の手続きでこの三つを行ってくれる為、大変便利です。名前こそ「建て替え」ですが、リフォームでの利用も可能です。しかし前述した通り、預かりの期限が定められていたり、預かることのできない荷物がある可能性がある為、事前に下調べをしてからの利用をお勧めします。
もちろんこういったサービスを利用せず、自身でトランクルームを借りて荷物を預け、必要なものだけでの引っ越しをすることも可能です。
③ペットも一緒に連れて行けるか
大切な家族の一員であるペットですが、仮住まい先によっては連れていけない場合もあります。事前にペット可の賃貸物件やウィークリー・マンスリーマンションを調べてそちらに入居するか、ペットホテルを利用するか、家族や知人に預かってもらう必要があるでしょう。
環境の変化はペットにとって大きなストレスとなる為、充分な注意が必要です。
リフォームの仮住まいならUR賃貸がお得?
民間賃貸物件の多くは短期間の賃貸を断わっていたり、短期違約金を支払う可能性があります。
理由としては、リフォーム費用や契約費用等で赤字になってしまうからです。しかし、UR賃貸であれば、二週間前に手続きをすれば短期間での賃貸が可能で、短期違約金を支払う必要もありません。
入居して、その日に退去の手続きをすれば、二週間から部屋を借りることが可能です。
①UR賃貸の特徴
入居時の家賃から日割り計算で入居するのは民間住宅でもUR賃貸でも同じですが、一般的に解約金は月単位になります。
しかし、UR賃貸は月の途中で解約したい二週間前に通知をすることで、いつでも解約することができ、実際に使っている期間だけの家賃で支払うことが可能です。
入居日も、退去日も、日割り計算で支払うことになるのです。また、「礼金なし」「更新料なし」「仲介手数料なし」「保証人なし」でも入居が可能という、UR賃貸の独自システムも存在します。その為、少ない手続きでスムーズに入居が可能です。
②初期費用が安い
UR賃貸の場合、仲介手数料、礼金がない為、初期費用は「保証金(家賃二か月分)」「日割家賃、日割管理費」になります。
UR賃貸住宅は仲介することができません。街の不動産会社がUR賃貸を紹介する場合は「斡旋」という形になります。不動産会社はお客様から手数料を頂かない代わりに、UR賃貸からお客様をご紹介する場合は「斡旋手数料」を受けとります。お客様から手数料を頂かなくてもご紹介することができるのです。
また、賃貸を借りる際の必修として家賃保証会社加入が一般的です。ですが、UR賃貸は独自審査を行っており、家賃保証会社加入の必要がありません。家賃保証会社に支払う保証料は家賃0.5か月~1か月分かかることが多いのですが、UR賃貸は家賃保証会社が不要の為、保証料がかからなくなっています。
他にも、鍵交換費用が不要であったり、火災保険加入が任意、月額1,000円前後かかる住まいサポートの費用もありません。
様々な独自システム、独自審査によって、UR賃貸は初期費用を抑えてご利用いただけるようになっています。例えば、同じ賃料で月額10万円のお部屋を民間の賃貸で借りると初期費用が50万円程かかる所、UR賃貸では25万円に抑えられるといったメリットがあります。
③引っ越し費用も抑えられる
仮住まいの費用を抑えるなら、住居の荷物の保管も大切です。
引っ越し業者の「建て替えパック」や「トランクルーム」について触れさせていただきましたが、そういったサービスも利用しない方が費用も安く済みます。UR賃貸は大型の住居も多く、仮住まい先でそのまま荷物を保管することも可能です。
トランクルームであれば、家財道具を保管するとなると2万円~10万円かかることもありますが、仮住まい先でそのまま保管すればこういった出費も抑えることができます。
④長期の仮住まいにも対応
UR賃貸はお部屋によってはフリーレント1ヶ月・フリーレント2ヶ月というキャンペーンを行っているものもあります。
フリーレントを利用する場合は、1ヶ月であれば1年、2ヶ月であれば2年以上の入居が必要です。長期の仮住まいの場合は、UR賃貸住宅のフリーレントがお勧めです。
夏と秋にUR賃貸はキャンペーンでフリーレントのサービスをしていることもある為、キャンペーン情報を調べて利用していただければ、よりお得に仮住まいとして利用していただけます。
まとめ
仮住まいの期間、条件、家賃等、ご自身の事情と比べて物件を探す一助となるようお勧めをご紹介させていただきました。
最後に紹介したUR賃貸についてですが、ラク賃不動産を利用しての仮申し込みを行っていただくと、キャッシュバックやお祝い金を差し上げるキャンペーンに参加することも可能です。
短期から長期の入居、費用を抑えての入居、あらゆるニーズに対応出来るUR賃貸を利用しての仮住まいをご一考いただければ幸いです。
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