賃貸を検討する際に必ず押さえたいのが「エアコン」です。最近ではエアコンがないと生活できない程暑い日が続いており、一部屋に一台が当たり前になってきました。
安い部屋に引っ越したはいいが夏は暑くて、冬は寒くて過ごせないなんてならないように事前の確認が必要です。
そこで今回はUR賃貸のエアコン事情を解説いたします。
もくじ
UR賃貸にエアコン設置は可能なのか?正解は?
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結論から言えば、基本的に設置出来ます。
・壁に穴を開けてしまったり
・コンセントの位置を変えたり
・備え付けのエアコンを勝手に取り替えたり
などをしてしまうと後々多額の費用を請求される恐れがありますので、一つずつ確認していきましょう。
1.エアコン設置していいの?
設置自体は基本的に可能です。
ただ部屋の構造上不可能なケースもあるので確認しないといけません。
2.UR賃貸のホームページから確認出来る?
UR都市機構のホームページから各部屋の情報が確認出来るようになってますので便利です。
エリア別、沿線別、地図から探すなどいろいろな検索方法があるので一度試してみてください。
エアコン取り付け、交換費用いくら?
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地域や時期によって大きく異なります。
繁忙期や土日指定などは混雑が予想されるのでオフシーズンや平日の設置を狙うと費用を安く抑えられます。
室外機の設置場所によっても価格が変わるケースが多いので要チェックです。
1.取り付け費用の相場
一般的に10000円〜20000円が相場です。
ただし時期によります。
追加料金が掛かることが有り費用に予め予定しておくことが無難です。
・室外機、室内機に配管カバーをつける時(見栄えが良くなる)
・室外機を天吊り、壁付けをする時(取り付け金具が元々ついてたら安く済む時もある)
・室外機を二段置きする時
・エアコン専用コンセントを交換、増設する時(古いコンセントは漏電の危険性有り)
・壁にスリーブ用の穴を開ける時
2.お得な時期や曜日
エアコン業者の繁忙期は7月からです。金額も上がり設置までの時間も通常時に比べ遅くなってしまいます。
7月に「暮らしのマーケット」で料金検索した際は13000円が最安値で平均で16,000円程でした。
また、平日を利用すれば比較的お安く対応してもらえる業者も多いです。
見積もりだけなら無料の業者さんも多いので利用してみましょう。
3.撤去費用も考えておこう
賃貸物件に限らずエアコンの取り外しや交換はもちろん費用が発生します。
相場は5000円〜7000円。室内機取り外し、室外機の取り外し、配管類撤去、冷媒ガスの処理、配管穴の埋め作業(場合による)が主な作業内容です。
外すだけなら自分でするといった声もたまに聞きますが、思わぬ事故や物件への損害が発生してしまうケースも考えられるので、専門業者に必ず依頼しましょう。
URの内覧時に現地で確認する4つのポイント
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ここからは具体的にエアコンを設置するために見ておきたいポイントを解説していきます。
1.エアコン用スリーブの確認
そもそもエアコン用の穴(スリーブ)がない物件も未だに多くあるので確認が必要です。
スリーブがないお部屋にエアコンを設置する場合はUR賃貸へ「模様替え申請」を行う必要があります。
スリーブを開けるだけでも費用がかかり申請も必要になるので、工事の必要のない物件を選びたいですね。
2.エアコン専用コンセントの確認
コンセントにエアコン専用なんてと思った方もいると思いますが、よく見てもらえれば違いがわかります。見分けるには「コンセントの位置」と「形」です。
コンセントの位置がエアコンを設置する付近上部にある場合が多く、プラグの形も普段と違ったり、差し込み口も1つしか付いてなかったりします。
正しいコンセントを使わないとトラブルの原因になる可能性があります。エアコン専用コンセントは他の回線とは独立して作られているので、エアコンに必要な電力を確保することが出来るようになっています。
コンセントがない場合は工事が必要になるのでUR賃貸へ「模様替え申請」が必要になります。
3.エアコン備え付けボルト(公団ボルト)の確認
公団ボルトとはエアコン設置場所に設置されているエアコンを固定するボルトの事です。
これがあれば壁に傷つけることなくエアコンが設置する事が出来ます。
公団ボルトがなくてもエアコン設置は出来ますが壁にビスやアンカーなので傷を付けることになるので撤去時に費用が発生することがあります。
デメリットは、エアコンの位置がボルトの位置になってしまうので細かい微調整などができないことが多いです。
4.室外機スペースがあるか
基本的にバルコニーに設置すれば問題なしです。
バルコニーの大きさにもよりますが、室外機とダクトや配管が収まるように設置出来るか確認してください。
狭いバルコニーだと配管が邪魔で置けないなんて事もあります。
このように少し余裕を持って設置すれば安心です。
壁付けや二段置きをする際は別途費用が発生したり、場所によっては工事不可能な事もあるので、業者さんと見積もり時によく確認してください。
UR賃貸にエアコンを設置するときの注意事項
エアコンの必要な電圧を確認しましょう。
URのお部屋では基本的に100V規格になっております。
そのため200V必要なエアコンを設置する場合は、電気工事が必要となります。
こちらの電気工事には住宅の模様替え願の申請【模様替え等承諾申請書】が必要となり、指定業者での工事依頼となります。
ですのですぐに工事を行うことが難しいので、しっかり準備しましょう。
また100Vから200Vへの変更工事は原状回復義務が発生します。
そのため、購入予定のエアコンの規格はしっかりとチェックしましょう。
撤去時・備え付けエアコンが古いときの対応は?
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1.退去時にエアコンはどうするの?
基本的に退去時は原状回復義務があるので、入居前の状態に戻す必要があります。
壁などの傷が想定以上にある場合は別途請求されることもあります。
そのまま放置し退去した場合は撤去費用、処分費用を後日請求されることになるので注意が必要です。
2.備え付けのエアコンが古くて使えない時は?
UR管理の場合、備品扱いになりますので勝手に取り替え、処分すれば窃盗とみなされUR賃貸側から高額請求をされてしまう可能性があるので注意してください。
最寄りの住まいセンターへ事情を説明して相談し確認してください。
「住まいセンター」を活用しよう
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結論、「住まいセンター」に聞くのが一番早いです。
- 住まいセンターとは地域別に管轄しているUR賃貸の相談窓口のことです。エアコンに限らず暮らしの相談を受け付けてくれます。最寄りの窓口に受付時間内に問い合わせれば色々教えてもらえますので聞いてみましょう。
エアコン設置に関してUR都市機構に「模様替え申請」が必要な場合があります。
例えば、
・エアコン用スリーブがない場合(壁等に穴を開ける為)
・専用コンセントがない場合(壁に穴を開けてコンセントを増設する為)
・配管カバーを装着する場合(壁を傷をつけて配管カバーを固定する為)
・室外機を壁などに取り付ける場合(壁を傷つけて室外機を固定する為)
他にも色々なケースがあるので業者や最寄りの住まいセンターに相談しましょう。
もちろんエアコン設置の有無の確認も「住まいセンター」もしくはURを取り扱っている代理店の人に相談し設置可能か確認するようにします。
お部屋の構造によっては、エアコンをつけるところが無い場合や、エアコン用スリーブの穴を壁に開けれなかったりします。
その時は窓に取り付けるウインドエアコンや、室外機と一体になったポータブルエアコンなどを検討することになります。
全国にあるUR賃貸ですが地域によってルールが異なる場合もあります。ご検討の地域で初めてURをご利用する際は、最寄りの住まいセンターへの確認をすることをお勧めします。
まとめ
いかがでしたか?
今回はUR賃貸のエアコン事情についてまとめてみました。
公営という事もあり申請しないといけない事も多いですが、その分様々なメリットのあるUR賃貸。
なるべく安く早く設置したい場合はオフシーズンの設置がおすすめです。
思わぬ費用がかからないように入居前に入念に確認し、住まいセンターや業者さん達と相談して快適に過ごしやすい空間を作っていきましょう。
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