若い世代から高齢者まで、幅広い世代の人たちが暮らすUR賃貸。
公園や郵便局、スーパー、幼稚園や学校などがあって、子育て世帯にも人気です。
でも、子育て世帯の中には、
「住みやすいんだけど、もう少し家賃が安くならないかな?」
「将来の子供の学費に備えたい」
「マイホーム資金が貯めたい」
など、お金の悩みはつきません。
今回は、子育て世帯を支援する「そのママ割」制度についてご紹介します。
URの中では、申込み条件が比較的優しくて、お家賃が安くなるプランです。
安くなった分を将来の備えにするだけでなく、家族との食事や旅行に使って、楽しく過ごすのもいいですね。
ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
URそのママ割ってどんな割引?3年後のプランは?再契約はできる?
そのママ割の制度や条件、3年後にどんな選択肢があるのか紹介します。
そのママ割とは?
そのママ割とは、UR賃貸の子育て支援制度です。
URの入居条件を満たし、満18歳未満の子供を扶養している世帯であれば、入居してから3年間、家賃が最大20%割引されます。
所得の制限がないので、利用しやすいのも嬉しいポイントです。
そのママ割の条件4つを紹介
1.3年間の定期借家契約
そのママ割は、3年間の定期借家契約という契約になっています。
定期借家契約とは、契約期間が満了したら、更新されることなく確定的に終了する契約のことです。
つまり、通常より安い家賃で入居できるけれど、3年後には引っ越さないといけません。
契約期間内の途中で解約することは可能なので、3年未満でも解約できます。
2.満18歳未満の子を扶養している世帯
そのママ割は、満18歳未満の子供を扶養している世帯に限られます。
18歳未満の子とは、自身の子、孫、甥、姪等の親族です。
また、申込時に妊娠している場合も可能ですし、シングルマザー世帯も適用されます。
3.そのママ割対象の部屋のみ契約が可能
URがそのママ割対象としている建物・部屋に限られます。
対象の建物であっても、部屋も限定されていますので、すべての部屋が契約できるわけではありません。
また、現在入居中の部屋をそのママ割に変更することもできません。
4.個人契約であること
法人契約(社宅)での申込みはできません。
そのママ割の3年後のプランを3つ紹介
契約期間満了の通知が期間満了の1年前から6ヶ月までに届きます。
その場合の選択肢3つを紹介します。
1.退去
契約期間満了までに引っ越します。
引越し先の物件探しや、引越し準備が必要です。
マイホームの購入予定や転勤の予定がある人などが、仮住まいとして利用するのに便利です。入居期間中にしっかり貯蓄して、新居費用や引越し代に充てることもいいですね。
また、UR賃貸への引っ越しも可能で、その場合は、敷金の引き継ぎができます。
現在の敷金から修理費負担額等を差し引いた残額を引き継いで、不足分を支払う形です。UR賃貸へ住替えする場合は、引越し時の初期費用を抑えられます。
2.再契約
URが再契約可能と判断する場合、期間満了の通知の際に、再契約の案内が届きます。
そのまま継続して入居を希望する場合は、再契約が可能です。
但し、再契約には条件が異なる2つのパターンがあります。
- 割引制度は終了するが、そのまま入居できる
通常の家賃に戻ってしまいますが、引っ越しをする必要はありません。 - 現在の割引のまま再契約できる
そのママ割の割引家賃で3年間の再契約ができ、継続して入居できます。
家賃が通常家賃に戻るか、割引家賃がそのまま適用されるかでは大きな差があります。
しかし、これらはURの判断になり、通知が届くまでは、全くわかりません。
再契約を希望していても、家賃が通常家賃に戻る場合は、そのママ割の住み替えを検討してみることも1つの手段です。
同じ建物内の別の部屋や近隣のUR賃貸でそのママ割の募集がないか、調べておくのも良いでしょう。
但し、その場合は引越し費用がかかるので、その費用も含めて検討する必要があります。
3.そのママ割での住替え
現在のそのママ割契約を終了し、同じ建物内の別の部屋、または別の建物で再度そのママ割を利用することは可能です。
但し、指定されている物件や部屋は限られています。
同じ建物内にそのママ割で募集している部屋があるか、またその他の希望するエリアでそのママ割で募集している部屋があるか、前もって定期的に調べておくことをオススメします。
URそのママ割を利用するとどれくらいお得?
そのママ割を利用すると3年間の家賃が最大20%割引されます。
例えば、通常家賃を10万円とすると、そのママ割家賃(最大割引の20%と仮定)が8万円。1ヶ月に2万円安くなります。
年単位で考えると
1年(12ヶ月):24万円
2年(24ヶ月):48万円
3年(36ヶ月):72万円
そのママ割を使うと、大幅に節約できます。
毎月の家賃の支払いでPontaポイントが貯まる「URでPonta」の申込みをすれば、更にお得です。
また、子育て中の方には、子供が12歳まで、毎年1,000ポイントのプレゼントもあります。(最大5人まで)
URそのママ割のメリットとデメリット
そのママ割のメリットとデメリットから自分に合っているのか考えてみましょう。
そのママ割のメリット
- 家賃が安くなる
- 所得制限がないなど、条件が優しく利用しやすい
- 18歳未満の子には、自身の子だけでなく、孫、甥、姪も含まれる
- 18歳未満の子を扶養していれば、住み替えなどで何度でも利用できる
- 家賃の引き落としで、毎月Pontaポイントが貯まる
URの割引制度にはいろいろな条件がありますが、所得制限がないことや、条件を満たせば何度でも利用できるのは嬉しいですね。
そのママ割のデメリット
- そのママ割の物件や部屋が限られている
- 3年後の退去が決まっていて、引っ越しの手間やコストがかかる
- 再契約を希望しても、URの通知がくるまでわからない
- 近居割やU35などの割引制度との併用はできない
3年も経つと、親も子供も生活基盤が出来上がっているので、人間関係を含め環境が良ければ引っ越しを避けたくなるかもしれません。
再契約や住替えができる可能性もありますが、引っ越しのリスクも考えておきましょう。
URそのママ割の応募方法や必要書類
そのママ割を申し込むときの手順や必要書類を紹介します。
そのママ割の応募方法
そのママ割の申込みは、先着順の受付になっています。
受付は、UR賃貸のショップ、UR現地案内所、UR賃貸を取り扱う業者の窓口のみです。
募集状況はインターネットから検索できますが、インターネットや電話での申込はできません。
そのママ割は条件が優しくてお得なので、比較的すぐに決まってしまいます。
インターネットなどで調べるより、窓口で相談する方が効率的です。
そのママ割の必要書類
- 収入証明(源泉徴収票など)
- 住民票(申込者と同居親族全員のもので、続柄が記載されたもの)
- 子供の扶養証明書
- 身分証明書・印鑑
収入証明については、URの申込資格(基準の月収額)は必要ですが、それを満たしていればそのママ割に所得制限はありません。
子供は、自分の子だけでなく、孫、甥、姪等まで含まれます。
URそのママ割に似た子育て割は再契約できるの?
URの子育て支援制度には、子育て割というものもあります。
子育て割は、18歳未満の子供の扶養があるか、もしくは新婚世帯が条件です。
新婚世帯時に最大3年、子育て世代最大6年の家賃20%のサポートがあり、新婚世帯から子育て世帯に切り替えると、最大9年受けることができます。
しかし、減額金額の上限が25,000円です。
また、世帯数によって細かい所得制限があり、毎年所得の申告が必要です。
所得額によっては、減額の適用が認められない場合もあります。
UR子育て割は再契約ではなく切り替えで延長するといった形で最大9年間割引を受けることができます。
その点、そのママ割には所得制限などがないので、期間は短いですが簡単に申込みができ、使いやすい割引制度と言えます。
まとめ
今回は、URの子育て世帯を支援する「そのママ割」について紹介しました。
そのママ割では、3年間家賃がお安くなり、子育てしているママさんたちに喜んでもらえる制度になっています。所得の制限がなく、条件も優しいので、簡単に申し込めるのも魅力です。
そのママ割を利用した住み替えも可能で、その場合には敷金の引き継ぎ制度も利用できます。
家族が増えたり、減ったりするときの住み替えに便利ですし、マイホームの購入や転勤が決まっている人の仮住まいとしても利用できます。
UR賃貸には、緑や住みやすい環境が整っているところがたくさんあります。
これからお住まいを探される方や、現在入居中で家賃に悩まれている方は、ぜひ一度、検討してみてください。
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