無職の方でも、何らかの理由で引越しが必要になる場合があり、弊社へ審査面でご相談を頂くことが多いです。
- 無職だけど100万円の貯金がある場合は、預貯金審査で住める?
- 一時的な無職で、転職や就職が決まっている場合は?
- 貯金はあるけど、無職だからといって不動産会社に断られた時は?
といったお悩みをお持ちの方のために、今回は貯金のある無職の方向けに、賃貸を借りるための攻略法をまとめました。
弊社で様々なケースのお客様へ対応した経験に基づいてまとめておりますので、是非ご参考してみてください。
そもそも無職だと賃貸は借りれない?
結論からお伝えすると、無職で賃貸を借りることは、かなり難しいです。
しかし、審査のポイントを満たしている場合やケース次第では問題が無い場合がありますので、それぞれご説明します。
賃貸の審査で大家さんが見るポイント
大家さんが賃貸の審査で見るポイントは、「入居者の属性」が一番です。
- 勤務先はどこなのか?
- 保証会社に審査に通る人なのか?
- 引越し理由は何か?
上記の3つのポイントが大家さんが入居者を判断する大きな要素となっていますので、「無職」となると保証会社の審査に通らない可能性も高く、勤務先も無いという状態で、大家さんが見る書類上では欠陥の多い入居者に見えてしまいます。
勤務先だけは、相手の企業があってこそ決まるような話のため、まずは保証会社だけでも通るように対策をすることが重要となってきます。
審査に通るために、架空のアリバイ会社に籍を置く方がいますが、そういった会社を利用すると、バレた場合に強制退去になるケースがあります。
意外と、バレてしまうことがあるので、オススメしません。
無職でも賃貸を借りれるケース
前述した通り、無職では賃貸を借りれる可能性が低いとお伝えしましたが、例外的に問題無いケースがありますので、ご紹介します。
①転職先・就職先から内定が出てる
よく審査面で心配される方がいるのですが、転職先が決まっていて一時的に無職の方や、就職前の学生の方などは、無職でも問題ありません。
内定先が決まっている方で、勤務先の近くにお引越しや、実家から独立をすることは一般的ですので、無職を理由に審査に落とされることは無いと思って、安心してください。
しかし、審査時に「内定通知書のコピー」や「雇用条件決定通知書のコピー」など、内定が分かる書類の提出を求められることがありますので、もし手元に何も無い方は事前に準備しておいた方が良いでしょう。
また、一般的に仕事をされている方と同じ審査になるだけですので、予定月収の3分の1を越えるような高額な賃料をお申し込みや、過去に滞納などを行っているような方は保証会社の審査が難しい場合もあります。
②固定で入ってくる収入源がある
かなりレアケースとなりますので、あまり無いかと思いますが、無職でも安定した収入が入ってくることが証明できる方であれば、審査で問題無く承認になることがあります。
しかし、安定した収入を確定申告を行っていることが必須となります。
例えば、株式の配当や不動産投資の収益・資産運用における運用益・アフィリエイト収益など、毎月収入があることがWEB上の画面では証明できるものの、確定申告も行っておらず、税金も納めていないとなると安定した収入と認められない可能性が高いです。
収入を無申告で脱税をしている状態であれば、実際は安定した収入があっても、無職と変わらない審査となります。
③預貯金がある
今回の本題になりますが、無職でも一定の貯金があれば、預貯金審査で審査に通る可能性があります。
なお、預貯金の額が増えれば増えるほど、審査に通る可能性が高まります。
一般的には、賃貸契約が1~2年分となりますので、賃料の12カ月~24カ月分の預貯金があることが証明できれば、大家さんとしても保証会社としても安心材料になる可能性が高いです。
弊社でも、預貯金審査で賃料の約半年分の貯金がある方が審査に通ったケースがありますが、物件によっては1年分の貯金があっても審査に落ちたケースもあります。
最終的には、物件の管理会社・保証会社・大家さん次第という要因はありますが、貯金のある方であれば、物件によっては無職でも審査が可能になります。
100万円あれば無職でも預貯金審査が可能?
結論、100万円ほどあれば、預貯金審査で審査が可能になることが多いです。
物件次第・家賃帯次第という点はありますが、単身で一人暮らしの方であれば高くても家賃8万円前後の物件となりますので、審査のタイミングでは1年分の賃料が払える預貯金が提出できる点は有利です。(実際は初期費用で手残りは減りますが)
大家さんからすれば、家賃の滞納が一番のリスクと感じるため、預貯金が100万円くらいあれば、安心材料になります。
しかし、家賃保証会社の審査に承認となることが、必須条件となりますので、家賃保証会社の審査は避けられません。
なお、家賃保証会社によっては「無職NG」となっている会社もあり、話も聞いてくれない場合もありますので、自分が気になっているお部屋がどこの保証会社なのか、それ以外の保証会社でも審査を受けてくれるのかが重要になります。
UR賃貸であれば預貯金100万円で入居可能!
UR賃貸は審査が無い代わりに、「お申し込み資格」を満たせば確実に入居することが可能です。
お申し込み資格の中で、「家賃の一時払い制度」がありますので、1年分の家賃を支払うことが可能な方であれば、入居できます。
一時払い期間
入居開始可能日の属する月の翌月より1年から10年のうち、1年単位でお選びいただけます。
UR賃貸の場合は、初期費用として敷金2カ月分ほどかかり、1年分の家賃を支払うことを踏まえると、約7万円までの家賃であれば入居が可能な計算となります。
当面の生活費やお引越し費用を考えるのであれば、より安い賃料のUR賃貸に住むことにすれば、比較的余裕を持って入居が可能です。
無職の方だけでなく、ブラックリストや審査に通らない方など審査に懸念事項がある方で、預貯金がある方は、確実に住めるUR賃貸を選ぶことをオススメします。
結論:100万あれば無職でも賃貸を預貯金審査で住める
色々とお伝えしましたので、再度まとめてご紹介します。
- 無職でも、転職先・就職先の内定がある方は審査に問題無く通る
→内定が証明できる書類は必要 - 無職で、何かしらの安定収入がある方は、確定申告の写しで審査が有利になる
→確定申告をしていない、無申告・未納税の方は厳しい - 預貯金が100万円あるのであれば、審査に通る可能性があるが、物件次第
→保証会社が無職NGのケースもあるため、要相談 - UR賃貸は、家賃の一時払い制度で確実に入居が可能
民間の賃貸物件で、この部屋って無職でも預貯金審査が可能か気になっているお部屋がある場合は、是非弊社にご相談ください。
また、UR賃貸であれば、弊社で仮申込み頂ければお祝い金のプレゼントが可能となりますので、是非弊社でお祝い金を受け取ってください。
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