賃貸のお部屋を探されている方は、家賃交渉でいくら下がるのか?言い方ひとつで家賃が下がるか?どのタイミングで家賃交渉すれば上手くいくのか気にされている方も多いかと思います。
- 家賃の値下げ交渉っていくらまで下がるの?
- 相場は?家賃が2000円・5000円下がるなら住みたい…
- 言い方やコツ・タイミングなどが分からない…
賃貸のプロとして不動産屋さんからすると、言い方やタイミングなど全てが綺麗に揃った時に大きく家賃交渉が決まることがあります。
毎日多数のお問い合わせを頂いており、ラク賃不動産で家賃交渉が上手くいった方も多くいらっしゃいます。
今回は、家賃交渉で減額できた沢山の経験を元に家賃を下げるコツをご説明します!
そもそも賃貸で家賃値下げ交渉は可能か?
賃貸で家賃交渉が可能か?不可能か?
結論、家賃交渉は可能です。
しかし、どんなお部屋でも家賃を下げられるわけではありません。
お部屋次第であったり、大家さん次第であったり、タイミングやご入居者の属性など全てが揃って初めて交渉が上手くいくのです。
大家さんの収入を下げる行為
皆さん、大家さんはお金持ちというイメージがある方も多いです。
そして、お金持ちの大家さんであれば家賃を数千円くらい下げてくれても良いのではないかと思われている方もいます。
残念ながら、お金持ちの大家さんばかりではありません。
賃貸マンションであれば、法人の方が収益を上げる目的で保有されていたり、個人の方が銀行から多額の借り入れをして建てたマンションもあります。
2年契約で考えると、家賃が5000円下がれば、大家さんは12万円(5000円×12ヶ月×2年)の収入が減ることとなります。
なので、大家さんからすると家賃を下げたくないという気持ちが非常に強いです。
不動産屋さんが窓口となる
家賃交渉が上手くいかない時に、柔軟性の無いケチな不動産屋さんだと勘違いされる方がいます。
賃貸のお部屋をご紹介・ご案内している不動産屋さんは大家さんでは無いので勝手に家賃を下げたりすることはできません。
ご入居者の方から家賃交渉があると、不動産屋さんは管理会社へ交渉や相談をし、管理会社は大家さんが値下げする意思があるか事前に確認しています。
したがって、管理会社が大家さんが家賃を下げる意思があるのか事前に把握しておりますので、管理会社から家賃交渉が難しいと言われると、不動産屋さんはそれ以上交渉できないのが現実です。
家賃交渉いくらまで下がる?相場は?
お客様が「家賃交渉で5000円は下げたい」、「一万円以上家賃が下がるなら」と希望を抱いている事もありますが、そこまで大きく交渉が通ることは稀です。
一般的に家賃交渉で下がるとしても、1000~2000円程度です。
賃貸不動産のプロとして数々の契約を行ってきた肌感覚ですが、家賃の値下げ交渉ができる相場は賃料の4~5%前後ではないでしょうか。5万円の家賃であれば2000円ほど家賃の減額ができたり、10万円の家賃であれば4000~5000円ほどの減額くらいが目安です。
もちろん、1万5000円以上の家賃の値下げ交渉が上手くいったことも多数ありますが、その場合は人気エリアから外れてずっと空き家だったお部屋になります。
新型コロナウイルスの影響で、元々観光客向けに民泊をしていたお部屋は家賃が安くなっています。
期間限定で、1年間だけ家賃が1万5000円引きなどのキャンペーンをされているお部屋もあります。
家賃の値下げ交渉が上手くいく3つのコツ
家賃交渉が上手くいくコツは、お部屋選び始める前からあります。
①家賃交渉が通りやすい時期
家賃交渉が通りにくい時期と、家賃交渉が上手くいく時期がありますので、家賃交渉の難易度と時期の関係を以下の表にまとめました。
時期 | 家賃交渉の難易度 |
---|---|
1月 | × |
2月 | × |
3月 | × |
4月 | △ |
5月 | △ |
6月 | 〇 |
7月 | 〇 |
8月 | 〇 |
9月 | 〇 |
10月 | × |
11月 | × |
12月 | △ |
1~3月・10~11月はお引越し繁忙期となりますので、大家さんも強気になっています。
家賃交渉をしてくる入居者で決めるくいであれば、今の家賃で住みたい人が出てくるのを待とうと考えている大家さんも多い時期です。
しかし、繁忙期が終わっても空室となっているお部屋となると、大家さんも焦りが出てきますので、多少の家賃交渉があっても空室が続くよりは良いと考えています。
家賃交渉が難しい時期に引っ越す理由があるのであれば、本来難しいけど家賃交渉ができたらラッキーくらいの感覚でいた方が良いでしょう。
昨年・一昨年も新型コロナウイルスの緊急事態宣言とお引越し繁忙期と被っています。
本来お引越しされる予定だった方が春に引っ越しを延期したり、急な転勤や進学などで緊急事態宣言中も引っ越しされる方がいました。
アフターコロナでは、いつが賃貸の繁忙期か分からなくなってきている大家さんもおりますので、大家さんによっては時期関係なく家賃の値下げ交渉に応じてくれます。
②交渉しやすいお部屋を選ぶ基準
家賃交渉で下がりやすい「エリア選び」と「マンション選び」が大事です。
- 最寄り駅が乗り換えに不便な駅や路線
- 駅徒歩15分などアクセスが不便
- 治安が悪いとされているエリア
- 全部屋の2割以上が空室の賃貸マンション
- ずっと賃貸サイトで募集されているお部屋
- リフォームが何もされていないお部屋
値下げ交渉がしやすいマンションとして注意が必要なのが、”賃貸”マンションであることです。
プレサンスやエスリードなど有名なマンションは”分譲賃貸”マンションとなりますので、1部屋ごとに異なる個人の大家さんがいるため、値下げを考えていない事が多いです。
しかし、大家さんが一棟所有している賃貸マンションとなりますと、全部屋のうち2割以上が空室となると、大家さんにかなり焦りが出てきます。
なので、多少家賃を下げてでも入居者を入れたいという気持ちが強いです。
③周辺の相場を調べておく
近くの賃貸マンションで、同様の設備・間取り・広さのお部屋は家賃がいくらくらいか確認しておきましょう。
周辺の家賃相場より若干高いお部屋は、元々家賃交渉が入る前提で少し高めの設定を行っている可能性があります。
また、家賃交渉をする際も、周辺の家賃相場が分かっていないと妥当な家賃か分からなくなります。
家賃交渉のタイミングと言い方
あれよあれよと、気付けば賃貸借契約となると、家賃交渉はいつすれば良かったのか分からなくなります。
また、伝え方の問題になりますが、言い方ひとつで家賃交渉の結果が変わることもあります。
タイミングは入居申し込みをする直前
「賃貸サイトで気になるお部屋があったので、これ家賃いくら下がりますか?」とまだ部屋の内見もしていない段階で、家賃交渉前提の話を進めようとされる方がいますが、これは基本的に上手くいきません。
不動産屋さんの営業マンも、家賃が下がったとしても住むか分からないのであれば、家賃交渉にあまり労力をかけられないのです。
また、管理会社へ家賃交渉だけして、お客様を紹介しないとなると営業マンと管理会社の関係性が悪くなるリスクもあります。
お部屋を見て気に入ったタイミングで、家賃が下がるのであれば絶対に入居するという意思を見せたうえで、「あといくらか家賃下がらないですか?」と聞かれると、不動産屋さんの営業マンも必死で家賃交渉をします。
家賃交渉の言い方で家賃は下がる
「この家、相場より安く住みたいです」と言うだけでは、大家さんも気分を害してしまいます。
もちろん、家賃を下げて当然だという態度であっても、大家さんは嬉しく思いませんし、むしろその人に部屋を貸したく無いと思います。
大家さんが家賃を下げてでもあなたを入居させたくなるメリットを提示しましょう。
- 今まで家賃を滞納したことがないので安心してください!
- 安定した企業・職業に就いており、転勤の心配はないです!
- 夫婦でこれから子供を授かったら付近の小学校に行かせる予定です!
上記のような文章を雛型に、大家さんがメリットとして感じることを考えましょう。
大家さんからすれば、”長く”・”安定的に”家賃が振り込まれたいという気持ちが強いです。
長く住む予定を持っていてくれて、安定的に家賃を振り込む見込みのある人であれば、多少家賃を下げてでも入居して欲しいと思うのが大家さんのホンネです。
もし、家賃交渉で失敗したら別の手が
「どうしても住みたい!けど家賃の予算がオーバーしているし、不動産屋さんの営業マンも一切家賃交渉に応じてくれない」
「家賃交渉してみたけど失敗。全くダメだった…。」
そういった方は、他の不動産屋さんに同じお部屋で相見積もりで相談してみても良いでしょう。
もちろん、他の不動産屋さんで再度内覧をして、一度家賃交渉がダメだった旨を伝えてみてください。
営業マンのチカラの見せ所だと思って、何とか交渉できないか努力して貰えます。
もちろん、大阪・京都・兵庫の賃貸物件であれば、ラク賃不動産も対応しています。
どのお部屋で家賃交渉してダメだったか内容をご相談頂けましたら、誠実に対応させて頂きます。
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