賃貸物件を選ぶ時に何といっても気になるのが「ゴキブリが出ない物件か?」という事ではないでしょうか?
- 築年数が古い賃貸物件はゴキブリが出るのかな?
- 絶対にゴキブリが出ない物件を借りたい!
- ゴキブリが出る物件の基準は何?
こういった心配や疑問を持っている方は多いと思います。
実は私もめちゃくちゃゴキブリが苦手ですので、不動産屋さん目線でゴキブリが出にくい賃貸物件選びのアドバイスをします。
もくじ
ゴキブリが出てくる賃貸物件は衛生上の問題有り
ゴキブリの何が苦手かって聞かれると答えられないですけど、何だかイヤな気分になりますよね。
でも実はゴキブリって精神的な被害だけでなく、健康面でも人間にとって害を及ぼすんです。
特に注意して欲しいのが、小さなお子様がいる家庭の方です。
小さなお子様が次のどれかの健康被害に合う可能性もあるので注意してください。
ゴキブリが持つ病原菌の問題
ゴキブリは、排水溝やゴミ捨て場等の不衛生な場所に集まる傾向があるため、ウイルスや病原菌も一緒に家に運んでくるとされています。
食中毒の原因となる「大腸菌」・「サルモネラ菌」等のウイルスや、胃かいようの原因として有名な「ピロリ菌」も検出されたこともあるそうです。
外部から家の中に病原菌やウイルスを運んできてウロウロされると、小さな子供だけでなく大の大人でも病気にかかってしまう可能性もありますので、気を付けましょう。
ゴキブリによるアレルギー被害
余談になりますが、精密なアレルギー検査を行った友人は甲殻類アレルギーが陽性になっていたのですが、アレルギー項目の「ゴキブリ」でも陽性が出ていたので、改めてゴキブリも甲殻類なんだなと思ったことがあります。
本題ですが、ゴキブリの糞・残骸など気付かないよな物でも重度のアレルギーをお持ちの方であれば、アレルギー疾患の原因となることがあるそうです。
元々アレルギー体質の方は、より注意しておいた方が良いと思います。
賃貸物件選びで築年数が浅いとゴキブリが出てこないのか?
さて、みなさんが気になっている賃貸物件の築年数とゴキブリの出現についての相関関係についてです。
結論、「少なからず有ります」
以下のようなデータ(ゴキブリの遭遇回数と築年数の関係)も出ておりますの。
・築年数5~10年の物件:約1.87回
・築年数11~20年の物件:約3.23回
・築年数21年以上の物件:約4.98回
築年数が11年を超えると比較的ゴキブリの出現率は上がってきているようにも見えます。
また、「蚊」の遭遇回数も築年数が古くなるにつれて多くなっております。
ただ、築年数が浅い物件は必ずゴキブリが出ないという訳でも、築年数が古い物件だからゴキブリがよく出るということでもありません。
ゴキブリは隙間や排水溝やエアコンダクトの隙間等から侵入してくることが多いので、物件の管理が行き届いていたり、綺麗にされていれば築年数関係なく出にくくはなります。
ゴキブリが出にくい賃貸物件選びで築年数以外で注意すること
しかし、築年数が浅ければどんな賃貸物件でも良いという訳ではございません。
私の経験談や聞いた話も交えてゴキブリが出る可能性があるので、築年数以外にも注意した方が良い条件をご紹介します。
マンションか一戸建てか
これはよく耳にする方も多いと思いますが、一戸建ての方がマンションよりもゴキブリに遭遇することが多いとされています。
以下のデータでは、若干しか違いがないように感じます。
・マンション:約3.08回
ただ、個人的に様々人の話を聞いている限りでは、マンションより一戸建ての方が圧倒的にゴキブリ遭遇率が多い様に感じます。
「ゴキブリが苦手なのでマンションに引越したい」という方のお話も聞いたことがあるので、やっぱりマンションの方がゴキブリが出にくいと考えている人も多いのだと思います。
マンションの場合に注意すること
マンションの方がゴキブリが出にくいといっても、以下に当てはまる物件は要注意!
・周囲に飲食店が多いマンション
飲食店が入っているマンションは排水溝や換気扇からゴキブリが侵入してくることが多いです。
なお、周囲が飲食店の場合は、単純にゴキブリが多く生存しているエリアになってしまうので、ゴキブリが侵入してくる可能性が大きくなります。
ゴキブリが出にくい階数
結論から言うと「11階以上」です。
昔から、ゴキブリは高い所には出にくいと言われておりますが、しっかりとデータが出ております。
・3~5階:平均3.61回
・6~10階:平均1.28回
・11階以上:平均0.07回
11階以上だと皆無に近い数字が出ておりますので、安心できますね。
しかし、私の実家はマンションの13階にも関わらず廊下でゴキブリに遭遇したことがあるので、一概にゴキブリが高所にはいないとは言い切れないと思います。
また、1階のお部屋はゴキブリがウロウロした結果、ドアの隙間から忍び込んできたりするケースも聞いたことがあります。
室内確認の時に注意すること
賃貸物件の室内確認時に注意することとしては、以下の点です。
・ドアや窓枠に隙間がないか
・室内にゴキブリの糞が落ちていないか
結局ゴキブリは、隙間から入ってくることが多いので、外部から侵入できる隙間が無いかを重点的に確認することをオススメします。
また、古いアパートで長いこと人が住んでいない物件だと押入れや床に黒い小さな粒が大量に落ちていることがあります。
黒い粒の正体こそ、ゴキブリの糞です。
ゴキブリの糞があまりにも多い物件になると、専門業者の駆除を大家さんにやって頂けないか不動産屋さんに相談してみても良いでしょう。
ゴキブリに遭遇しないように賃貸選びで一番大事なこと
ここまで、ゴキブリが出ないか入居前にチェックすることを色々とお伝えしてきましたが、一番大事なのは入居後の住み方になります。
賃貸物件を借りて入居後すぐに、ゴキブリが出ないように対策をする方法。
そして、賃貸物件を借りた後の生活中も、ゴキブリがなるべく出ないようにする方法も今後お伝えしていこうと思います。
ゴキブリと遭遇せずに楽しい生活を送れるようにしましょう。
データ引用元:オウチーノ総研(住居内の「虫トラブル」実態調査!)