一人暮らしを始める時の初期費用で、思っていた以上にお金を使ってしまったという方は多いです。
- 一人暮らしの初期費用はいくら?100万円必要ってホント?
- 一人暮らしの引越し費用は総額いくら?
- 賃貸の初期費用があまり高いと払えない…
せっかく新生活の家具や家電、当面の生活費を貯めていたのに、初期費用が高すぎて一人暮らしをスタートする頃には全て使ってしまっているということもあります。
不動産業界では、家賃の4~5カ月分は賃貸契約の初期費用でかかると言われておりますが、実際は皆さんどの程度支払っているのか気になるますよね?
お金のことって友達でも聞きにくいことかと思いますので、今回はラク賃不動産が一人暮らしをされている200人にアンケートで調査を行いました。
また、新生活を始めるだけで沢山のお金を使ってしまうのは勿体無いと思いますので、初期費用を抑える方法もご紹介したいと思います。
一人暮らしの賃貸にかかる初期費用
一人暮らしの賃貸契約にかかる初期費用は家賃の4~5ヶ月分と言われています。
もちろん、ご契約されるお部屋によっても異なりますが、一人暮らしで家を契約するとき以下のような費用がかかってきます。
項目 | 費用の相場 | |
---|---|---|
前家賃 | 入居月家賃(日割り) | 入居日数分 |
入居月共益費(日割り) | ||
翌月家賃 | 1ヶ月分 | |
翌月共益費 | ||
契約一時金 | 敷金 | 0~1ヶ月分 |
礼金 | 0~2ヶ月分 | |
家賃保証 | 0.3~1ヶ月分 | |
火災保険 | 1万~2万円 | |
鍵交換代 | 1~2万円 | |
仲介手数料 | 0.5~1ヶ月分 | |
オプション費用 | 24時間サポート | 1万9800円 |
消臭・消毒代 | 2万円 | |
契約事務手数料 | 5000円 | |
挨拶の品 | 2000円×4つ | |
その他オプション | 不動産会社による | |
合計 | 家賃4~5ヶ月分 |
不動産屋さんが家を案内するときに、「初期費用はだいたい家賃の5ヶ月分くらいで考えてくださいと説明する不動産屋さんが多い」のは、上記の表から概算した費用を話しているのです。
賃貸物件契約の基本的な費用
初めての一人暮らしで、家を借りる時にイマイチどんな費用がかかるか分かっていないという方のために、具体的にどんな費用がかかるのか解説いたします。
敷金 | 本来、敷金として大家さんが預かったお金を、退去時にお部屋のクリーニング代や修繕費用を差し引いて返還するという目的で初期費用に含まれております。 最近では、敷金0円のお部屋が増えてきていますので、「ハウスクリーニング代」という名目で入居時に2~3万円前後支払うというケースも増えてきております。 |
---|---|
礼金 | 「お家を貸してくれてありがとう」と大家さんに支払う謝礼金となっておりますので、一切返還されることの無い費用です。 最近では礼金0円のお部屋も増えてきましたので、礼金が納得できない方は、礼金0円のお部屋を選ぶことをオススメします。 |
家賃保証 | 家賃保証会社に初回保証料を支払って入居することが一般的となっております。 相場は月額の総賃料(賃料+共益費+その他費用)の30~100%が初回・年更新1万円となります。 入居者にとってのメリットは無いですが、家賃を滞納した時に大家さんへ代わりに家賃を支払ってくれる大家さんの家賃収入の保険のようなものです。 |
火災保険 | 一人暮らしであれば、2年で1万5000円~2万円が相場です。 火災以外にも、強盗による被害の補償など、保険会社によっては入居中の様々なトラブルを補償して頂けるため、入居者にとってもメリットのあるものになります。 |
鍵交換代 | 昔は鍵を交換せず、前の入居者の鍵を次の入居者がそのまま使っておりましたが、トラブルへ発展するリスクもあるため、今は入居者が変わる度に入居者負担で鍵を交換することになっております。 ピッキング防止の鍵や非接触型のカードキーのお部屋は鍵交換代も高額となります。 |
仲介手数料について
また、家を借りる時には、別途「仲介手数料」という費用を不動産屋さんから請求されます。
でも実は、仲介手数料には4つのパターンがありますので、それぞれの具体的な内容をご説明します。
不動産会社による仲介手数料の4パターンある | |
---|---|
①賃料1ヶ月分 +消費税 |
宅建業法では、仲介手数料は原則0.5ヶ月分(+消費税)ずつ借主・貸主から受け取って良いと定められています。 しかし、借主から承諾を受けている場合は、借主からだけ1ヶ月分(+消費税)の仲介手数料を受け取ることが可能です。 不動産屋さんによっては、賃料1ヶ月分の仲介手数料でしか入居を断っている場合もありますので、1ヶ月分の仲介手数料に渋々承諾させられるケースもあります。 |
②賃料0.5ヶ月分 +消費税 |
宅建業法で定められている仲介手数料の上限を守っている不動産屋さんは仲介手数料0.5カ月(+消費税)となっております。 しかし、それだけの売上では店舗の家賃や人件費を支えられないため、オプション費用(消毒代・24時間サポート代など)を請求していることが不動産業界では多いです。 |
③仲介手数料は0円 (けど、他の費用がかかる) |
最近では、仲介手数料0円と宣伝しておきながら、他の費用を請求して、初期費用の合計は仲介手数料を払っている時と変わらないという不動産屋さんもあります。 礼金を増やしたり、契約書類作成代など、色々な項目をいじっているため、一見すると仲介手数料0円としか分からないような初期費用の計算書となっております。 (広告費・人件費・案内用の車両代など考えると仕方無いかと思いますが…) |
④仲介手数料0円 | 実際は、本当に仲介手数料0円の不動産屋さんは少ないです。 仲介手数料0円と宣伝している不動産屋さんは多くなりましたが、本当に仲介手数料0円で、他の費用も請求していない不動産屋さんはかなり少ないです。 |
オプション費用が請求されるケースも
初めての一人暮らしだから、何も分からず支払っている方も多いのが事実ですが、様々なオプション費用を不動産屋さんが請求書に記載していこともあります。
よく耳にするオプション費用についてご説明します。
よくある不動産屋さんのオプション費用 | |
---|---|
24時間サポート 安心サポート |
入居中に何かあった時に24時間365日電話ができるサポートになります。 鍵を失くして家に入れない時、無料で駆けつけてくれて鍵を空けてくれたりと安心できるサービスです。 |
消臭・消毒代 害虫駆除代 除菌コート代 |
消毒代を請求しておきながら、実は消臭スプレーを使っていただけ等のニュースでも話題となりましたが、今も請求されている不動産屋さんが多いです。 管理会社指定で必ずかかってくる費用となっているお部屋もあります。 |
エアコンクリーニング代 | エアコンのクリーニング代金を請求している不動産屋さんもいます。 |
契約事務手数料 書類作成代 |
契約事務手数料・書類作成代など、仲介手数料に本来含まれているべき費用を別途請求する不動産屋さんもあります。 |
挨拶の品 | 最近では、引っ越しの挨拶周りをされる方も減りましたが、初めて一人暮らしをする人であれば、挨拶回りの品を準備するのも手間となります。 上下左右のお部屋へ挨拶に行くため、挨拶の品を4つ購入することをオススメする不動産屋さんもいます。 |
その他 | その他、不動産各社で様々なオプションサービスを考えて作っています。 地域によっては、当たり前となっていることもあります。 |
オプションは外せるものと、管理会社・大家さん指定で絶対に外せないものもありますので、外せるかどうかは物件の取り扱いをされている不動産屋さん以外にも、オプションが外せるか他の不動産屋さんへ相談してみても良いかもしれません。
賃貸契約以外にもかかる初期費用
賃貸のお部屋が契約できても、新生活を始めるためには他にも出費があります。
家具・家電を揃える費用
新生活を始めるには、家具・家電を揃える費用もかかってきます。
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- 洗濯機
- 電気ポット
- テレビ
- 照明器具
意外と皆さん忘れがちなのが、ティファールなどお湯を沸かす用の「電気ポット」と「照明器具」です。
- ベッド
- テレビ台
- カーテン
- 机
電気屋さんの新生活家電セットもお得な場合もありますが、最近では「セカンドストリート」や「トレジャーファクトリー」でも家電・家電が安くで手に入ります。
一度、掘り出し物を探しにリサイクルショップに行ってみても良いでしょう。
お引っ越し費用
お引越し費用は距離や荷物の量・時期にもよりますが、想像以上に高額になることもあります。
なるべく安く費用を抑えるために、運送会社の引っ越し用の配達サービスや単身パックを利用してみるのもオススメです。
もし引っ越し距離が短いようでしたら、「ジモティー」というサイトで地元の格安引っ越し業者を探してみると、個人でやっている格安の運送屋さんもいますので、かなりお安くできることもあります。
格安引っ越し業者に、マンションの共用部分に傷を付けられることを恐れている大家さん・管理会社さんのお部屋では、引っ越し業者の指定がある場合があります。
折角、ご自身で格安引っ越し業者を見つけても使えない場合もありますので、注意が必要です。
【200人へ調査】一人暮らしの初期費用は?
今回、ラク賃不動産では200人の男女に対して一人暮らしの初期費用に関するアンケート(2021年6月実施)を行いました。
初めての一人暮らしで相場が分からない方や、お金のことなので周囲に気軽に聞けない方は参考なると思います。
賃貸契約の初期費用はいくら?
順位 | 初期費用(前家賃除く) | 回答者数 | 割合 |
---|---|---|---|
第1位 | 10~15万円 | 40人 | 20% |
第2位 | 15~20万円 | 38人 | 19% |
第3位 | 0~5万円 | 31人 | 16% |
第4位 | 5~10万円 | 30人 | 15% |
第5位 | 25~30万円 | 23人 | 12% |
第6位 | 20~25万円 | 18人 | 9% |
第7位 | 30~35万円 | 11人 | 6% |
第8位 | 40~45万円 | 4人 | 2% |
第9位 | 45~50万円 | 4人 | 2% |
第10位 | 50~100万円 | 1人 | 1% |
上記を見て頂くと、約70%の人は一人暮らしの賃貸契約で初期費用として20万円以内に抑えられているということが分かります。
第1位:10~15万円(20%)
最も多かったのが、賃貸契約の初期費用が10~15万円(前家賃を除く)かかったという結果になりました。
- 大学斡旋の不動産屋さんでお願いしたため、初期費用を抑えることを意識せずに契約したら、これくらいの金額だった。(20代/女性/大学生)
- 知識がなかったため家賃重視で決めてしまい、不動産屋への手数料や共益費や駐輪場代を見落としており、想定より不動産屋へ払う出費が多くなりました。(20代/女性/大学生)
- 不動産屋に支払う仲介手数料が想像以上に高かった。(40代/男性)
- 最近お金の勉強を始めたため、仲介手数料が無料だったり、オーナーが指定していない料金を上乗せしないなど信頼できる業者を知ることが大切だと後から知りました。(20代/女性)
第2位:15~20万円(19%)
2番目に多かったのが、賃貸契約の初期費用が15~20万円(前家賃を除く)との回答でした。
- わたしは自分の加入していた火災保険をそのまま使用する交渉が通りましたが、加入する火災保険が決められている物件もあり、納得いきませんでした。(20代/女性/会社員)
- 想定以上に初期費用がかかったため、ボーナスで引っ越し費用をまかないました。そのため、お金が払えない月があり親に立て替えてもらいました。後日、ちゃんと返しましたがしばらくギリギリの生活をしていました。(40代/女性/会社員)
- 気に入った物件だったのですが、敷金や礼金をもう少し抑えたお部屋を選んでもよかったと後から思いました。(40代/男性/会社員)
- 仲介手数料を支払ったため、初期費用が高額となりましたが、入居後に仲介手数料無料の不動産屋さんを見つけて後悔しました。(30代/男性/会社員)
第3位:0~5万円(16%)
3番目に多かったのが、賃貸契約の初期費用が0~5万円(前家賃を除く)まで抑えられたという方でした。
ここまで初期費用を抑えられた方は初期費用が会社負担であったり、シェアハウスや激安物件だったりと条件は付いているみたいですね。
- 元々、知り合いが借りていたお部屋を名義変更だけで住む形にしたため、初期費用が抑えられました。(30代/女性/フリーター)
- 家賃・初期費用をとにかく抑えられるお部屋を基準に選びましたので、お得に契約できたと思いますが、とても不便な立地ではあります。(20代/女性/大学生)
- 初期費用が会社負担だったため、自分の負担はほとんど無かったです。(30代/女性/会社員)
- 学生複数人で家を借りたため、一人当たりの初期費用は非常に安く済みました。(20代/男性)
仲介手数料はいくらだった?
順位 | 支払った仲介手数料 | 回答者数 | 割合 |
---|---|---|---|
第1位 | 0~5万円 | 85 | 43% |
第2位 | 5~10万円 | 54 | 27% |
第3位 | 0円 | 53 | 26% |
第4位 | 10~15万円 | 4 | 2% |
第5位 | 15万円以上 | 4 | 2% |
不動産に支払う仲介手数料は住むお部屋の家賃にもよって、前後する金額ではありますが、仲介手数料0円の不動産屋さんを利用している方は約26%で、残りの約74%の人は仲介手数料を支払って家を借りているという結果になりました。
第1位:0~5万円(43%)
一人暮らしのお部屋の家賃相場であれば、仲介手数料が0.5カ月の不動産屋さんで借りた場合は仲介手数料が5万円以内におさまるため、一番多い結果となったのではないでしょうか。
- 不動産屋さんに支払う仲介手数料がもったいなく感じました。(40代/男性)
- 当初、仲介手数料を家賃の1ヶ月分請求されたが、仲介手数料を払いたくなかったため、交渉して0.5カ月に下げて貰った。(20代/女性/会社員)
- 後から、仲介手数料0円の不動産屋さんの存在を知ったので、払わなければ良かったと思います。(30代/男性/会社員)
- 何度か一人暮らしのお部屋を借りているが、毎回仲介手数料を支払っているので何とかして欲しい。(40代/男性/会社員)
第2位:5~10万円(27%)
続いて2番目に多かったのが、仲介手数料が5~10万円かかったという方です。
賃料1ヶ月分の仲介手数料を支払った人は、これくらいの金額になるのかなと思います。
- 初めての一人暮らしで何も分からないまま契約したので、仲介手数料を多くしはらっていたので後悔しています。(20代/女性/学生)
- 思っていた以上に費用がかかったので、貯金が無くなりました。(30代/男性/会社員)
- だいたいどこの不動産屋さんもこんな感じだと思っているので、特に後悔はありません。(20代/男性/会社員)
- 急な引っ越しだったため、早く引っ越すことばかり考えて色んな費用を払ったが、貯金をかなり削ったため生活が苦しくなった。(20代/男性/大学生)
第3位:0円(26%)
最近では少しずつ普及してきていますが、仲介手数料無料でご契約された方が3番目に多いという結果です。
- 仲介手数料無料なのに、不動産屋さんの対応が良かったので満足しています。(30代/女性/会社員)
- あまり知識がなく、仲介手数料0円の不動産屋さんにしたが、消毒や抗菌の費用など色んな出費がかかったので、次回は気を付けたい。(30代/男性/アルバイト)
- 初期費用をかなり抑えて契約ができましたが、入居直後の新聞勧誘に契約してしまったことに後悔しています。(20代/女性/会社員)
- 仲介手数料無料となった分だけ、家具や家電にお金がかけられたので大変満足のいく引っ越しでした。(30代/男性/会社員)
一人暮らしの家具・家電を揃えた費用は?
順位 | 家具・家電を揃えた費用 | 回答者数 | 割合 |
---|---|---|---|
第1位 | 0~5万円 | 57人 | 29% |
第2位 | 5~10万円 | 58人 | 28% |
第3位 | 10~15万円 | 41人 | 21% |
第4位 | 15~20万円 | 22人 | 11% |
第5位 | 20~25万円 | 9人 | 5% |
第6位 | 25~30万円 | 5人 | 3% |
第7位 | 30~35万円 | 4人 | 2% |
第8位 | 35~40万円 | 3人 | 2% |
第9位 | 50万円以上 | 1人 | 1% |
一人暮らしをしている200人に調査したところ、約8割の方が15万円以下で家具や家電を揃えたことが分かりました。
家具や家電こそこだわりだしたら、どんどん高額になりますが、相場として15万円くらいあれば家具や家電全て揃うと思っていても良いでしょう。
第1位:0~5万円(29%)
一人暮らしの新生活で家具・家電を揃えるのに5万円もかからなかったという方が一番多いという結果には驚きですね。
- 家具・家電は知り合いから譲り受けましたので、ほとんど自分で購入するものは無かったです。(10代/男性/大学生)
- 元から小さな冷蔵庫がついているお部屋だったが、後から大きめのサイズも購入することになった。(20代/女性/大学生)
- カーテンや、照明器具、食器などの細々した費用が意外にかかりました。(10代/男性/フリーター)
- 家具や生活家電などは初めから購入しない方が良いと思います。特に学生の方はそうで、学生生活が始まってから、色々なつてで先輩のおさがりが手に入ったり、学生街周辺にあるユーズド店で安価で入手できることが本当に多いです。(10代/男性/大学生)
第2位:5~10万円(28%)
リサイクルショップなどでも家具・家電を揃えたうえで、他にも必要な物は通販で安い物を買ったとしても5~10万円はかかったという方が多いみたいです。
- 冷蔵庫は中古品だとイヤだったので、冷蔵庫は新品で購入し、他の物は全てリサイクルショップ等の中古で揃えました。(20代/男性/大学生)
- 新生活の家電セットを大手家電量販店で購入しました。(20代/男性/大学生)
- 知り合いからもらえる家電や家具はもらって、中古を中心にネットやリサイクルショップで探して費用をなるべく抑えました。(30代/男性/自営業)
- 良い家電はいらなかった為、海外製の家電にし、費用を抑えました。(20代/女性/会社員)
第3位:10~15万円(21%)
普通に家具や家電を揃えると10~15万円くらいはするかなと思います。
- ほぼネットで自分好みのものを選択。生活にかかわることなので、あまり安いものではなく長く使用できるものを選んだ。(30代/女性/会社員)
- 炊飯器や食器棚、衣装ケースは中古、冷蔵庫や洗濯機は新品にしました。(30代/女性/会社員)
- 家具は同じ店で購入して送料を抑えた。デザインはこだわりすぎず、ニトリなどの安価なブランドで揃えた。(20代/女性/会社員)
- セットで家電を買うと費用を抑えられました。(20代/男性/フリーター)
一人暮らしの引っ越し費用はいくら?
順位 | お引越し費用 | 回答者数 | 割合 |
---|---|---|---|
第1位 | 1万円以内 | 48 | 24% |
第2位 | 3万円台 | 35 | 18% |
第3位 | 10~15万円 | 24 | 12% |
第4位 | 2万円台 | 22 | 11% |
第5位 | 5万円台 | 22 | 11% |
第6位 | 1万円台 | 16 | 8% |
第7位 | 4万円台 | 11 | 6% |
第8位 | 7万円台 | 6 | 3% |
第9位 | 8万円台 | 5 | 3% |
第10位 | 6万円台 | 4 | 2% |
第11位 | 15~20万円 | 3 | 2% |
第12位 | 20万円以上 | 3 | 2% |
第13位 | 9万円台 | 1 | 1% |
お引っ越し業者に依頼するか、友達に手伝ってもらうか等で大きく費用が変わるお引越し費用ですが、皆さん上手に節約しているという結果になりました。
第1位:1万円以内(24%)
最近では、お引っ越し業者に依頼せず自分でカーシェア等を手配してお引越しされる方も増えてきている影響もあって、お引っ越し費用が1万円以内におさまったという方が1番多い結果となりました。
- 自家用車で往復して引っ越ししました。(20代/女性/大学生)
- 両親に手伝ってもらって引っ越したので、費用を抑えられました。(30代/男性/会社員)
- 持っていけるものだけ持って行って、生活しながら必要な物を揃えた。(20代/男性/自営業)
- 家族や友人に頼む、ただお礼としてゴハンを奢ったりすることは必要です。(30代/女性/会社員)
第2位:3万円台(18%)
格安お引越し業者を手配しても、隣の県となると3万円はかかるといったご意見が多かった印象があります。
- レンタカー代が結構かかった。(20代/男性/会社員)
- 引っ越し業者より、宅配便で対応しました。必要なものだけ段ボールにつめてあとは現地で購入。遠方の場合は送るとかえって高くつくことがあるうえ、なくてもいいものを送ると邪魔になるだけなので、不可欠なものだけに限りました。(20代/男性/学生)
- 複数の業者で相見積もりを取って、事前の梱包は自分でやりました。(40代/男性/会社員)
- レンタカーで軽トラックを借りて友人に手伝ってもらい引越しました。(30代/女性/会社員)
第3位:10~15万円(12%)
遠方のお引っ越しだと、どれだけ抑えても10万円前後はお引っ越し料金がかかってしまいます。
- 引越し業者による訪問見積もりを、電話口での見積もりで済ましたことによって、複数相見積もりできました。(20代/男性/会社員)
- 1人暮らしだったので、本当に必要最低限の荷物にしました。自分自身が引っ越し先へ移動する際は車で送ってもらったので、その車にもたくさん荷物を積み、引っ越し業者に運んでもらう荷物を極力減らしました。(10代/女性/大学生)
- 引越日を平日にすることで、極力費用を抑えるようにしました。(40台/男性/会社員)
一人暮らしの初期費用を抑える方法
一番、高額な費用がかかる賃貸契約において、一人暮らしの初期費用を抑える方法をご紹介します。
敷金・礼金0円物件を選ぶ
最近では、敷金0円・礼金0円のお部屋も増えてきておりますので、賃貸サイトの検索条件で「敷金0円・礼金0円」を設定してもお部屋の数は沢山あります。
もし、敷金・礼金を1ヶ月支払っていれば、家賃にもよりますが10万円以上も初期費用が変わることもあるので、初期費用を抑える必要がある方は敷礼0円のお部屋を選ぶことをオススメします。
しかし、敷金・礼金が0円のお部屋は初期費用が安い代わりに、すぐに退去できないように短期解約の特約がついていることが多いので、敷金・礼金0円のお部屋は2年以上は住むことを前提にお考え下さい。
賃貸物件の契約については、特約条項として「半年以内の解約で違約金が賃料総額の2ヶ月分、1年以内の解約で違約金が賃料総額の1ヶ月分」と記載されていることが一般的です。
敷金・礼金0円のお部屋は、必ず短期解約の特約が入っておりますので、2年更新の契約であれば、2年は住む前提でお考えください。
フリーレント付きの物件を選ぶ
賃貸契約の初期費用では、前家賃として入居月の日割り家賃・翌月の家賃を支払うことになりますが、家賃の約1.5ヶ月分を前家賃として払うのは負担が大きいかと思います。
もし、フリーレント1ヶ月のついた物件であれば、翌月家賃1ヶ月分が抑えれるため、初期費用の総額が抑えられることになります。
しかし、フリーレント付きの物件でも、初期費用は抑えられず入居後1ヶ月分家賃が無料という契約形態の場合もありますので、フリーレント付きの物件では初期費用も抑えられるか不動産屋さんに確認した方が良いでしょう。
初期費用が抑えられる不動産屋さんを選ぶ
同じお部屋を借りる時でも、不動産屋さん次第で倍以上初期費用が変わることがあります。
せっかく、一人暮らしの新生活のために貯めてきたお金を不動産屋さんに沢山もっていかれてしまうのは、勿体無いと思いますので、初期費用を抑えられる不動産屋さんの選び方3つのポイントをご紹介します。
①仲介手数料0円
仲介手数料0円・無料と宣伝している不動産屋さんは増えてきておりますので、まずはそういった初期費用を抑えられることを売りにしている不動産屋さんに相談した方が良いでしょう。
しかし、仲介手数料0円の不動産屋さんでも、その他の費用を追加で請求してくる不動産屋さんもあるので注意が必要です。
賃貸サイトで「仲介手数料無料」と掲載されている不動産屋さんの中には、本来礼金0円に仲介手数料分の礼金を上乗せしたりしている場合もありますので、しっかりと同じ物件を他の賃貸サイトや不動産屋さんでも比較してからお問い合わせすることをオススメします。
②不要なオプションを付けない
賃貸契約のとき、「不要なオプションとは何か?」分かっていないからこそ支払ってしまっている方も多いです。
- 24時間駆けつけサポート費用
- 抗菌・消毒コート代
- 挨拶周りの商品代
- エアコンクリーニング代
管理会社や大家さんの指定でどうしても外せないオプションがある場合もありますので、賃貸物件を仲介している不動産屋さんが悪意を持ってオプションを付けていないこともありますが、なるべく要らないオプションは外せないか相談しましょう。
結局、オプション費用として「消毒・エアコンクリーニング代」・「挨拶周りの商品代」を不動産屋さんへ支払うより自分で手配した方が安いことが多いです。
③予算以上のお部屋を勧めて来ない
不動産屋さんの担当営業マンも成績を上げたいので、家賃予算の1.1倍~1.2倍までのお部屋を提案することが多いですが、家賃は毎月かかってくるものですので、簡単に家賃の予算を上げてしまっては、後々苦しくなるのは自分です。
今では、色んな賃貸サイトで検索条件を設定すれば、募集中のお部屋が探せる時代ですので、家賃・共益費を含めた予算を設定して、賃貸サイトを使って自分で気になるお部屋を探した方が早いです。
家賃・共益費および初期費用が予算以内のお部屋が見つかるまで色んな不動産屋さんに相談してみても良いでしょう。
もし、賃貸サイトでも、どこの不動産屋さんに行っても家賃の予算を満たしてくれるお部屋が無いのであれば、ご希望条件に問題があるということにもあります。
予算が絶対に妥協できないという場合は、希望エリア・設備条件・建物の築年数を少し妥協した方が良いかもしれません。
妥協したくない人でも、妥協してみた条件で賃貸サイトで検索してみたら、掘り出し物件が見つかることもあります。
結論、不動産屋さん選びが大事
初めての一人暮らしで何も分かっていないという方のために、家を借りる時にかかる初期費用や初期費用を抑える方法をご紹介しました。
初期費用の具体的な内訳と内容を理解したうえで、不要な費用は払わない・抑えられる費用は徹底的に抑えることによって、総額で見ると大きく節約することが可能です。
お引越しは大きな買い物と一緒ですので、様々な不動産屋さんで比較したうえで、色んな意見や費用を確認してから契約するようにしましょう。
楽しい新生活をお金の悩みを抱えることなくスタートできることを願っております!
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