クアラルンプールってたまに耳にすると思いますが、「どんな国か?」「家賃の相場等」等は皆さんご存知ないと思います。
実は、私は1ヶ月程クアラルンプールに住んで生活していた時期があるので、クアラルンプールやマレーシアの魅力は人並み以上には知っているつもりです。
本来、日本の不動産屋さんとして日本の賃貸事情やトラブルについてご紹介してきましたが、今回は番外編としてクアラルンプールの賃貸事情について調査した結果をご紹介したいと思います。
評判が良ければ、「世界の賃貸事情」みたいなシリーズ化もしていければと思います!
そもそもクアラルンプールってどこの国?
クアラルンプールはマレーシアの首都です。
しかし、クアラルンプールが正式名称ではないとご存知でしたか?
正式名称は、「クアラルンプール連邦直轄領(マレー語:Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur)」となっております。
東南アジア有数の都市とされており、東南アジアのトランジットによく使われる空港もあり、ツインタワー等の観光名所もあります。
英語では「KL(ケーエル)」と呼ぶ方も多いです。
クアラルンプールの人口について
マレーシアは人口約3236万人(2020年現在)の国ですが、クアラルンプールは国の人口の4分の1に近い800万人(2020年現在)います。
しかも、人工の増加率も約3.14%とされておりますので、人工規模も成長率も大きな首都となるのです。
日本の大都市とされている東京の人口が約927万人(2017年)、大阪の人口が882万人(2020年現在)ですので、非常に大きな首都だということを分かって頂けたでしょうか。
引用元:https://worldpopulationreview.com/world-cities/kuala-lumpur-population/
クアラルンプールの治安について
結論から言いますと、クアラルンプールの治安は日本より悪いです。。。
各国の犯罪率を点数付けするサイトでは、65.35点とされており、世界的に見ても低い数字ではないとされています。
ちなみに、東京は23.56点、大阪は27.30点です。
しかし、1ヶ月住んで経験した私個人の意見からすると、周辺の東南アジアと同じようなレベルではないかと思います。
実際にクアラルンプールに住んでいる人からすると、「タイのバンコクは治安が悪いから行かないようにしている」と話していたので、東南アジアに共通する窃盗やボッタクリに注意しておく必要はあるレベルではないかと思います。
また、クオリティーオブライフをランク付けする会社では、クアラルンプールはアジアのトップ10にランク付けされたこともありますので、現地の人の幸福度は高いようには感じます。
引用元:https://www.numbeo.com/crime/in/Kuala-Lumpur
クアラルンプールの物価について
物価については、人によって価値観があると思いますが、平均的に日本よりは安い印象があります。
私が物価を各国の物価を見定める時によく見るのがペットボトルの水の値段です。
クアラルンプールでは、ペットボトルの水が1本約38円で、ペットボトルのコーラが約70円なので、安いのではないでしょうか?
屋台等で食べると200円や300円でお腹いっぱいに食べることもできますので、比較的安い方だと思います。
もちろん、どこでも安いという訳ではなく、高級なレストランは高価ですのでお店選びには注意してください。
クアラルンプールは日本人でも移住しやすい環境
マレーシアはイギリスの植民地だった時期もあるため、マレー語ではなく英語も普及しております。
道路の標識等も英語なので、何となく片言の英語が分かる程度でも全然道に迷う事はないでしょう。
また、マレーシアでは様々な人種の方々が住んでいる国おり、約69%がマレー系・約23%が中国系・約7%がインド系の比率です。
なので、街中を日本人が歩いていても浮いた感じにはなりません。
また、移住を考えている人が一番心配になるお食事の問題です。
マレーシアには様々な国の人がいるからこそ、マレー料理だけでなく、中華やインド料理などの料理も楽しめるのも魅力の一つですので、他の東南アジアと比較すると日本人でも食事に困る事は少ないかと思います。
クアラルンプールの家賃・賃貸事情
やっと、本題のクアラルンプールの家賃・賃貸事情についてです。
クアラルンプールで家を借りる場合、不動産会社や借りる物件によってルールは変わってくるかと思いますが、基本的に有効な就労ビザか学生ビザが必要です。
また、ビザの期間としては最低1年必要とされています。
そして、気になる初期費用ですが、家賃2か月分~3.5か月分のデボジットが必要となるみたいです。
デポジットは日本の敷金にあたるような料金のようですので、退去時に返金されるみたいです。
また、不動産会社によっては手数料がかかったりとするみたいですので、もしクアラルンプールで賃貸物件を借りようと考えているのであれば、現地の不動産会社にしっかりと初期費用を確認しましょう。
それでは、日本のSUUMO(?)やathome(?)のような不動産サイトを見つけましたので物件をご紹介しようと思います。(2020年6月6日現在の情報なので、空室でない可能性はあります。)
引用元:https://www.propertyguru.com.my/property-for-rent?property_type=N&property_type_code=APT®ion_code=MY14&sort=price&order=asc
クアラルンプールの一番安い物件(物件紹介)
クアラルンプールの賃貸物件の中で一番安いお部屋がこちらです。
家賃はなんと、月額3839円(2020年6月6日レート)。
ベッドが並んでおり、ドミトリーみたいな感じではありますので、友達ができるかもしれませんね。
でも、「安いけど、むき出しのベッドはちょっと・・・」と思った方も多いのではないでしょうか?
クアラルンプールの一番高い物件(物件紹介)
続いては、クアラルンプールで一番高い賃貸物件です!
家賃はなんと、月額約52万円(2020年6月6日レート)。
約557㎡の広さで、ベッドルームが5部屋・浴室が6つです。
また、家具や家電もついているので、すぐにでも生活を始められる環境のようです。
写真を見る限りタワーマンションの高層階のお部屋のようですね。
これを高いととるか、安いととるかは価値観にもよってくると思いますが、日本の不動産屋さんの目線としては安く感じてしまいます。
東京や大阪でこの規模のお部屋を借りるとなったら、月何百万円の世界になるでしょう。
魅力的なクアラルンプールの賃貸物件
最後に、個人的に魅力的だなと思ったお部屋をご紹介できればと思います。
こちらのお部屋は月額約41000円(2020年6月6日レート)。
コンパクトな46㎡のお部屋で、家具や家電もついているので便利そうだなと思ってこちらを選びました。
また、何と言ってもこちらのマンションの施設には「プール」と「ジム」が付いているとのことです。
インテリアがおしゃれだと思ったので、こちらのお部屋を選びましたが、正直どの物件も魅力的でした。
まとめ
少しはクアラルンプールの魅力を感じて頂けたでしょうか?
テレワーク等が普及してきたことにより、郊外へお引越しを考えている方も多くなってきているみたいですが、海外も視野に入れてみても面白いかもしれませんね。
物価が安く・家賃が安く・料理の種類も豊富なクアラルンプールは移住にもってこいな環境だと思います。
もちろん、移住だけでなく旅行にもおすすめですよ!
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