初めて賃貸のお部屋の内覧をされている方から、内見をした時に「確認すべきポイントはありますか?」と聞かれることが多いです。
たしかに、賃貸のお部屋って賃貸サイトで色々眺めていても、違いがあまり分からないですよね。
- 内見のときに測る場所のリストってある?
- 測るところ以外に内見時に確認すべきポイントは?
- 内見の持ち物・服装や注意点が知りたい!
また、何か事前に持ち物があるのか、どれくらい時間がかかるのか心配される方も多いため、お部屋を内見する時のチェックポイントと注意点をご説明します。
もくじ
賃貸物件を内見するまでの流れ
最近では、スーモやホームズ等の賃貸サイトでお部屋を探しをされている方がほとんどですので、まずは賃貸サイトで気になるお部屋を探しましょう。
そして、気になったお部屋を見つけたら掲載している不動産屋さんにメールや電話で問い合わせて、内見の日程調整を行う流れとなります。
内見当日に内見時間は平均的に1部屋15~20分程度になりますので、1日3部屋の内見を予定している場合は移動時間も踏まえて1時間30分~2時間は予定を空けておくことをオススメします。
しかし実際、賃貸サイトで内見予約をするとと「すいません、既に募集している物件です。他に提案するのでお店に来てください…」といった回答が多発することもございます。(特に繁忙期は賃貸サイトのお部屋はほとんど無いです)
そういったときは、ラク賃不動産へ賃貸サイトの候補のお部屋のURLをLINEでお送り頂きましたら、空室情報や詳細情報の確認も可能です。
内見する時の持ち物リスト
気になったお部屋を見に行く日程調整を行っても、持ち物は何を準備しようと悩まれる方は多いですが、結論、賃貸の内見には何も持ち物は必要ありません。
強いて言えば、内見後にお部屋が気に入った場合、身分証明書(運転免許証や健康保険証など)だけ持っていれば、気に入ったときにすぐに入居申込みすることができます。
もし、心配性の方であれば、以下のような持ち物をご準備されていけば安心かもしれません。
- メジャー
- スリッパ
- 撮影機材(スマホでOK)
- 方位磁針(スマホでOK)
- 水平器 (スマホでOK)
①メジャーで内見時に測るポイント
メジャーがあれば、カーテンレールや収納の置き場所の幅をメモして帰ることができます。
なお、事前に家にある家具・家電のサイズを測っていれば、その場でどこに家具・家電が配置できるか分かります。
- 洗濯機置場(幅×奥行)
- カーテンレール(幅×高さ)
- 冷蔵庫スペースの(幅×奥行×高さ)
- ベッドスペース(幅×奥行)
大物家電・大物家具さえ引越し時に搬入できれば小物は自分で整理したり、家具は後から揃えていくことができますので、上記4点さえ抑えておけば、基本的に問題ありません。
しかし、どうしても心配性で色んなところを採寸しておきたい方は、以下の箇所も採寸しておいても良いかと思います。
- 玄関ドアのサイズ(搬入経路の確認)
- 廊下の幅(搬入経路の確認)
- キッチンの幅とシンクのサイズ
- テレビ配置場所のサイズ
- ソファ配置場所のサイズ
- 収納のサイズ(奥行×幅×高さ)
最近ではスマホアプリで計測することもできますが、若干の誤差があります。
概算の数値で良ければ、スマホアプリで測ることができます。
ラク賃不動産では、スタッフ全員がメジャーを持ってご案内しておりますので、ご安心ください。
②内見にスリッパが必要な理由
スリッパが無くても大丈夫ですが、退去直後の賃貸物件の場合だと、室内クリーニングが済んでいない場合があります。
もし、靴下が汚れることが気になる場合は、スリッパを持参された方が良いでしょう。
③撮影機材が必要な理由
賃貸サイトに載っている写真と、実際のお部屋の雰囲気が全く違う場合があります。
複数のお部屋を内見後、見比べる際、自分のスマホで写真や動画を撮影していれば比較しやすいのでオススメです。
また、スマホの動画で玄関からリビング・浴室とルームツアーのような撮影をしておけば、同居される方やご家族への相談もしやすくなります。
④方位磁針を使う理由
窓がどの方位にあるかによって、陽の当たる時間が異なってきます。
生活リズムによって、直射日光を避けたい時間帯があるのであれば、方位を事前に分かっておくと良いでしょう。
- 東→朝日が射し込みやすい
- 西→夕日が射し込みやすい
- 南→日中が明るくなりやすい
- 北→直射日光が入りにくい
⑤水平器で傾きを確認する理由
古いマンションの床や、古い一戸建てだと若干床が傾いている場合があります。
気にならない程度であれば良いですが、気になるようでしたら水平器を使って傾いているか確認しましょう。
なお、水平器を使う場合は1箇所だけでなく、周囲を何点か測るようにしましょう。
内見する時の服装も注意が必要か?
お部屋を見に行くだけですので、基本的に好きなお洋服で内見して頂いて大丈夫です。
ただ、脱ぎ履きしにくい靴(ブーツなど)を履いていると複数のお部屋を内見する時は大変ですので、注意が必要です。
また、クリーニングが未完了のお部屋やホコリっぽいお部屋もありますので、汚れても良い靴下を履くことをオススメします。
建物別の内見時の注意点と測る場所リスト
お部屋を内見する時、建物の外観はデザインや綺麗さしか見ていませんか?
実は、建物の外観や共用部分をを見る所から内見は始まっています。
建物の種類ごとに何を見るべきか・確認すべきかをチェックポイントをご紹介します。
マンション内見時のポイントと測る場所
マンションの場合は共用部分が今後の生活するうえで非常に重要なポイントとなります。
- メールボックス付近
- ゴミ捨て場
- 駐輪場やバイク置場
メールボックスやポストの周囲にチラシが散乱しているマンションは住民のマナーが悪かったり、管理も行き届いていないとされています。
また、ゴミ捨て場も分別されていない、駐輪場の自転車が整列していない等も確認するポイントになります。
そして、「宅配ボックス」・「オートロック」・「監視カメラ」の有無も確認しておくと良いでしょう。
実際にお引越しをする際に、家具が搬入できるか確認する必要があります。
- エントランスのドアサイズ
- エレベーターのドアサイズ
- エレベーターの奥行と幅
- 共用廊下の幅
- (低層階の場合)階段の幅
もし、気に入ったお部屋がありましたら、マンションを出る際にエレベーター出入口の幅と高さ・奥行を測ってお引越し当日の搬入が可能か確認しておきましょう。また、マンション低層階の場合はベッドを階段から運搬可能かも確認しておきましょう。
アパート内見時のポイント
アパートもマンションと同様に以下3点を確認するようにしましょう。
- ポスト付近
- ゴミ捨て場
- 駐輪場やバイク置場
また、アパートの場合は音漏れがしやすいことが多いため、外で立った状態で室内の話し声やテレビの音が聞こえないか耳を澄ましてみましょう。
一戸建て内見時のポイント
一戸建ては両隣の家を確認するようにしましょう。
異臭や騒音トラブルに巻き込まれないように、隣家の状況確認が重要なポイントとなります。
もし、地域のゴミ捨て場やコンビニを見る機会もありましたら、どのような住民が地域に住んでいるか治安の判断として、参考情報にもなります。
内見時の確認場所と測る場所リスト
お部屋の外観や共用部分などを見たあと、気になるお部屋の内見になります。
玄関のドアを開けたあと、順番にチェックすべきポイントをご紹介します。
①玄関の確認事項
玄関ドアの幅と高さ
玄関はお引越しをするときに、家具や家電を搬入する入口となります。
ドアノブやドア枠の内寸で家具や家電が搬入できるか確認しましょう。
下駄箱の確認
下駄箱はご自身の持っている靴が全て収まりそうか確認しましょう。
また、靴箱が無い場合は、靴箱を置くスペースが玄関にあるか注意が必要です。
傘立てを置くスペース
玄関に傘を置くスペースがないと、生活を始めた後に不便さを感じる方が多くいます。
なお、シューズボックスに傘立てが内包されているタイプもありますので、開いて確認しましょう。
②キッチン周りの確認事項
キッチンシンクの幅
意外と見落としがちなのが、キッチンシンクの幅です。
一人暮らし用のキッチンだと極端にシンクが小さい場合があります。
鍋や大きめのフライパンが洗えない場合もありますので、幅を確認しましょう。
キッチンのまな板スペース
ワンルームのミニキッチンには、まな板を置くスペースが無い事も多々あります。
よく料理をされる方であれば、まな板を置くスペースがあるか確認しましょう。
冷蔵庫・電子レンジ置場
キッチン横に冷蔵庫を置けるスペースがあるか、電源の挿し口はあるか確認しましょう。
スペースがあっても、電源タップが無い場合もありますので、注意が必要です。
③リビング・洋室の確認事項
エアコンの有無
エアコンがあれば安心ですが、エアコンの耐用年数は一般的に10~15年といわれています。
あまりにも古い場合はエアコン下部に記載の年式を見れば、耐用年数以内か確認することができます。
エアコンが無い場合は、エアコンを設置するために必要なエアコンスリーブ(配管の穴)や電源タップの場所を確認しましょう。
全くエアコンが設置できないお部屋もありますので、注意が必要です。
テレビ用コンセント
テレビを置く位置によって、ベッドやソファなどの家具配置が変わってきます。
コンセントの挿し口を確認のうえ、どこにベッドを置くか等の家具配置を考えるようにしましょう。
④浴室・洗面所の確認事項
洗濯機置場
洗濯機置場がバルコニーにある場合もありますので、洗濯機置場の場所を確認するようにしましょう。
また、洗濯パンがある場合は横幅と奥行を測っておくと、洗濯機を購入する時に便利です。
洗面台の収納
シンプルでオシャレな洗面台だけど、全く収納が無いという場合があります。
デザインを取るか、実用性を取るかは意見が分かれると思いますが、収納がなくて散らかった洗面所になる可能性もありますので、確認しておくと良いでしょう。
浴室乾燥の有無
女性の場合だと、安易にバルコニーに下着を干しにくい事も多いです。
浴室乾燥があると、洗濯物が干せない雨の日にも活躍するため、確認しておくと良いでしょう。
⑤トイレの確認事項
トイレの収納
スタイリッシュなトイレでも、トイレットペーパーが置いてあると台無しですよね。
トイレに棚や収納などが無いか確認するようにしましょう。
結論:内見時に測る場所リストよりも大事なこと
今回は賃貸物件を内見する時の注意点などを初心者でも分かるように、解説いたしました。
でも、最後はフィーリングが一番大事だと思います。
玄関を開けた瞬間に、このお部屋が良いなと思うお部屋が見つかるまで、複数のお部屋を見てみると良いでしょう。
ラク賃不動産では、あなたのフィーリングに合ったお部屋が見つかりましたら、初期費用を抑えてご契約頂けるラク賃不動産のLINEへご連絡お待ちしております。
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